匠 総合事務所提供
剛心とは、建物の揺れに対する強さの中心をいう。
たとえば、下の図のような平面では、壁が上側に集中し、下側には壁がないので、剛心は建物の中心から上側に寄ることになる。剛心が中心から離れた建物は、捻れに弱く構造耐力上で脆弱である。
重さの中心である重心と剛心は、一致することが望ましい。建築基準法では、重心と剛心の偏芯率は0.3以下になるよう求めている。
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