建築用語集       

匠 総合事務所提供

木殺し
(きごろし)


 木材の繊維が圧縮されることを木が死ぬ①といい、木材を玄翁で叩いて繊維を圧縮することを木殺しという。

 たとえば、枘(ホゾ)と枘(ホゾ)穴がぴったりするように、枘を叩くことを木殺しするという。また、密着させたい細工なども、組む前に軽く木殺しをしておき組んでから水拭きすると、木殺しした部分が戻って木材の密着度が高くなる。

 玄翁の釘を打つ面は真っ平らだが、その反対側は少し盛り上がっており、こちらの面を木殺しに使うので、この部分を木殺しとも言う。

広告

広告