鉋(カンナ)や鑿(ノミ)の刃を裏押しするための道具で、長さ20センチ幅5センチ程度の金属製の板。
金砥のうえに金剛砂をひとつまみ、図のように撒き、金剛砂が流れない程度に、すこし水をくわえる。そのうえに鉋の刃をおき、5センチ幅程度の細木と一緒に鉋の刃を握る。
金剛砂をすりつぶすように、金砥にぴったりと密着させて徐々に力をくえながら、金砥の上で刃を前後させ平らにする。
鉋の刃をゆっくりと前後させていると、金剛砂が溶けだして、やがて水もなくなって金砥が乾いて、刃が平らになって裏押しが完了する。あまり力を入れすぎると刃物の焼きが戻ってしまうので要注意である。
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