建築用語集       

匠 総合事務所提供

空積み
(からづみ)


 接着剤や凝固剤を使わないことを、一般に空(から)といい、ブロック間知石モルタルなどを使わずに積むことを空積みという。

 昔の城壁などに使われたが、施工が難しく、最近では小規模のものを除いて見られなくなった。

 裏込めにコンクリートやモルタルを使わずに、割栗石砂利を用いて石を積み上げるのを空積みということもある。しかし、擁壁においては、ブロックや間知石を一体化させたあと、裏側の通水をはかる目的で割栗石や砂利を入れることがあり、この部分を裏込めという。この場合の裏込めは空積みが正しい施工方法である。

参考:練積み

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