請負った仕事を自分で施工せず、一括して下請け業者など他の施工者に全部まかせること。
建築工事を請負った者は、通常は自ら施工する。建築主から元請け業者が受注して、元請けが現場代理人をつとめ、現場を管理する。
しかし、建築工事は発注者から直接に請け負った元請けだけでは施工できないもので、20職程度の職方という下請との共同作業である。
大工の棟梁が元請けとは限らない今日では、元請けの主な役割は工程と予算の管理であり、元請け自身が施工することは期待されていない。
丸投げは、請負った業者がマージンのみをはねて、全職種を下請けに外注する。元請けとしての責任を果たさず、下請けに元請けの役割を行わせるものである。
工程と予算の管理もしないで、工事のすべてを丸投げすることは、発注者から書面による承諾を取らない限り、建設業(法)によって丸投げは禁止されている。
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