建築用語集       

匠 総合事務所提供

壁面後退
(へきめんこうたい)


 敷地の境界線や道路境界線から、外壁面をある距離だけ離すこと。

 用途地域によって、民法上の規定による50センチ後退とか、1メートル後退といったように法定されている。この距離は、壁芯からではなく外壁面から測る。

 民法上の規定は強行規定ではないので、隣地の人が承諾すれば、隣地境界線に接近できる。

 しかし、建築基準法の壁面後退は強制規定で、隣地所有者が承諾しても隣地境界線に接近できない。外壁後退であるから、屋根やベランダ、出窓は後退しなくても良い。

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