建築用語集       

匠 総合事務所提供

圧着張り
(あっちゃくばり)


 タイルを張る施工方法の一種で、モルタルを用いてタイルを 下地に貼る工法。外壁など雨掛かりにも適応し、モルタルを使うので湿式工法である。

 コンクリート下地に凹凸がある場合には、まずモルタルで下地を平滑にした後、タイルにも貼付けのためのモルタルを付けて張る。通常は下地に貼付けモルタルを薄塗りした後、タイルに貼付けモルタルをのせて、下地に揉み込むように押しつけて張る。

 団子張りのように モルタルをたくさん付けて張らずに、薄いモルタルだけで張るので、施工性が良く白華し難い。また下地とタイルの両方に貼付けモルタルを付けるので、後日の剥落・落下の危険性も少ない。

 団子張りに比べると施工が簡単なため、最近ではほとんどが圧着張りである。下地の平滑性が表面にでやすいため、下地を平滑にする必要がある。

広告

図はタイルライフ株式会社のサイトから借用

広告