建築用語集       

匠 総合事務所提供

筆界(確認書)
(ひつかい:かくにんしょ)


 登記された1の土地の境を筆界(ひつかい、または、ふでかい)といい、筆界を隣地所有者がたがいに確認したものを筆界確認書という。

 筆界は所有権境と一致することが多いが、隣地の所有者とのあいだで敷地の所有権のさかいを、合意したときに取り交わす書類は、境界確認書である。しかし、境界確認書と筆界確認書は、同じ意味であることが多い。

-「筆界」は、民間人同士の合意によって決まるものではなく、民間人同士で決めるのは所有権界である。そのため、「筆界確認」ではなく、「境界確認」が正しい表現ではないでしょうか。- という指摘を受けました。筆界は法務省が決めるもので、指摘のほうが正しいので訂正し、境界確認書という項目をたてました。しかし、筆界確認書も通用していますので、この項目を残します。

 隣接地の所有者同士で立ち会いを行い、隣地境界線を確認した後、境界確認書を表書きとして測量図を添付して、隣接2者で取り交わすことが多い。隣接3者もしくは4者で取り交わすこともある。

 土地の分筆をするときには、必ず必要になる書類であり、売買しても継承人にも有効と記載する例が多い。

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