建築用語集       

匠 総合事務所提供

鑿隠し
(のみかくし)


 枘(ほぞ)の幅の狭いほう(下図の濃く着色した部分)を、鑿隠しとよぶ。  

 枘が入る枘穴は、左下のように印されたにたいして、右下のように、AA’ 間の墨を残し、BB’ 間の墨を払ってしまうように掘る。

 すると、枘と枘穴の関係は、縦方向はきつく、横方向はゆるくなる。  

鑿隠し方向はきつくても、木材の繊維にそっているため、木材が割れることはない。横幅方向をきつくすると、木材が割れてしまう。

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