建築用語集       

匠 総合事務所提供

土葺き
(つちふき:どぶき)


 の葺き方で、野地板のうえに土をおいて瓦との馴染みを取りながら葺く方法。

 通常は桟瓦とよばれる、瓦桟に引っかけて葺いていく瓦が使用されることが多いが、かつては土で瓦を止めていた。  

 土がズレないように土留め桟を打ち、そのうえに土を置いた。屋根全面に土をおくベタ葺きと、瓦が屋根接する部分だけに土をおく筋葺き(すじぶき)があった。

 土をのせるので屋根重量がかさみ、ベタ葺きだと瓦と同じ位の重量になった。耐震的にも不利であったので、最近では少なくなった。 

広告

広告