匠 総合事務所提供
屋根面が入り隅的にぶつかった所を谷といい、そこにできた窪みに作る通水路を谷樋とよぶ。
鉄板葺き屋根の場合は、谷は巻馳(ハゼ)でつくるので平面的な納まりになるが、瓦屋根の場合は、一段下げて鉄板で樋状の通水路をつくる。
この通水路は、両端の立ち上がりから30センチ以上の幅がないと、台風時など漏水の原因になる。可能であれば、野地板を一段下げると良い。 そして、谷の落ち口は折下げにする。
下の写真では、中央の黒い筋の下が、谷樋である。
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