建築用語集       

匠 総合事務所提供

換気棟
(かんきむね)


 室内の空気を交換することを換気といい、換気できるような仕組みを持った棟を換気棟とか、棟換気という。

 新鮮空気を取り入れる方法と、排出する方法がある。取り入れると室内は気圧が高く(正圧)なり、排出すると気圧は低く(負圧)なる。

 室内の全空気量が、1時間に1回入れ替わることを、換気回数が1回といい、建築基準法では、1時間あたり0.5回の換気回数を要求している。自然換気ができないときは、下記の機械換気に頼ることになる。

 温度差によって空気は動くので、高い部分に排気口、低い部分に吸気口をもけ、煙突効果を利用して換気をはかるのが賢い方法である。高気密・高断熱にすると、換気回数が減るので、機械による24時間換気が義務付けられている。

第1種換気(給気機及び排気機)
第2種換気(給気機及び排気口=自然排気)
第3種換気(給気口=自然給気及び排気機)

 最近では小屋裏からの換気を目的として、棟に換気装置を仕込むことが多くなった。

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