自走式のクレーン車である。
ラフターは荒れた地形などの不整地を走行できるのはもちろん、ゴムタイヤのため公道を走行できる。1つのエンジンを駆動源として走行、旋回、吊り上げなど全ての動作を行う。吊り上げのときは、足を出して地面に固定される。
四輪駆動、四輪操舵システムを装備しているため、悪路でも走行・作業に対応できる。しかし自重だけでかなりの重さがあり、法規制で最高速度が50Km/h(カタログ公表では49km/h)までしか出せない車種が多い。
ほとんどのものは1人乗りであるが、運転席後部に座席を設けた2人乗りの車両もある。吊り上げには移動式クレーン運転士の免許が必要。また、公道を走行する際には、大型特殊自動車の免許が必要になる。
最近では、木構造の住宅であっても、上棟式など建て方はラフターで行うことが多い。
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