水とは水平のことで、水を盛るとは、水平をだす作業を言う。
水盛り管とは、水平を出す道具である。(下図参照)ゴム管の先に付いたガラス管を対象部分に当てて、ガラス管のなかの水の位置が同じ水平の高さとなる。ただし、間違って水をこぼすと、水平ではなくなる。
水盛り管は1人でつかえるので便利だったが、いまではレベルにとって代わられた。
古代には、水平を計るためには、水を入れた長い箱である水盛り箱がつかわれた。下の図は40~50年昔に使われた水盛り管だと思われるが、バケツと透明なホースがあれば、下と同じような水盛りの作業はできる。
透明ホースに水を満たして端部をバケツの水中につけて、ホースに水を満たしてやると、反対の端部に上ってきた水の高さが水平となっている。最近では電子水盛り器が市販されており、1人で水平をだすことができて便利である。
広告
広告