建築用語集       

匠 総合事務所提供

起り(破風)
(むくり:はふ)


 反った状態の反対で、屋根などがなだらかな凸状になっていること。  

 水平面もしくは屋根のように斜めになった面の中央が、すこし上方へ膨らんでいる状態を起る(むくる)という。建物を正面や側面などから立面として見たときに、屋根面が上方に凸になっているものに対して言う。

 上に反っている屋根を起り屋根といい、下の写真のように使われている破風(不)板を起り破風という。  

 反対に屋根などが凹になっているのは照りもしくは反りという。

 壁や擁壁などの垂直面が凸状になっているのは、孕む(はらむ)という。

参考:千鳥③破風入母屋

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