建築用語集       

匠 総合事務所提供

六面点検
(ろくめんてんけん)


 受水槽の上下側面の6面が目視できるように、各面から60センチ程度の空間距離を取ること。

 水道から飲料水をうける受水槽は、衛生面から厳しい規制がかかっている。六面点検もその1つで、立方体の6面のすべてから目視で検査ができるようにと、人間が歩き回れる距離を確保するという規定がある。

 立方体の受水槽が多いことから、下の図のように矢印方向が6面という意味である。円筒形の受水槽であれば、円周に沿って60センチの確保が必要である。

 受水槽を屋上階に設置する場合は、六面点検を問題なく確保できることが多いが、地下室に設置する場合には設計段階で確保しないと、現場が苦労する。

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