木毛セメント板は、木材を細いリボン状に切削し、セメントと混練圧縮成型したボードである。
断熱・吸音性もあるが、優秀な耐火性をもち、準不燃材料の代表である。屋根下地材として使われる。
910×1820を定尺とするが、厚みはさまざまにある。木としては比較的重い材料である。表面がザラザラしており下地材で、別に仕上げ材が必要である。
木毛というとおり木を細い糸状にしたものだが、木の小片を同じように加工したものは木片セメント板という。
木毛セメント板を高圧で強化したものが、竹村工業株式会社が開発したスラボーで、コンクリートの型枠として使われる。ブリーディングが上がらず、高性能のコンクリートが打てると謳われている。
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