匠 総合事務所提供
仕口や継ぎ手を円滑に納めるために、組み始めの部分を緩くし、組み終わりの部分をきつくするような傾斜をつけた細工のこと。
桁や梁は高い足場の上で組まなければならないので、容易にはまってくれないと困るが、緩いと接合部の強度がでない。そのため、緩い勾配を付けて最初は緩く、男木が女木に入るに従って緊結するようにした細工のこと。滑り勾配がある結果、男木を女木に乗せただけではまるようになる。
下の図の下側の部材の中央斜めの線が滑り勾配。
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