建物の外壁や屋根にある外部との隙間をすべて集めた面積のこと。
建物の隙間を直接に測ることはできないので、送風機で住宅内外に圧力差をつくって気密測定をし、相当隙間面積を計算することになる。隙間を直接に実測できないことから、相当隙間面積とか隙間相当面積という。
全隙間面積(c㎡)を延床面積(㎡)で割ったものをC値という。床1㎡あたり、何c㎡の隙間があるかを示す数字で、C値が小さいほど気密が高いことになる。
夏は隙間が少なくなり、冬は隙間が多くなる。そのため、気密度合いは夏に高く、冬のほうが10~30%程度低くなる。
現在の高気密住宅は普通に施工して2c㎡/㎡以下になるので、計画的な機械換気をしないと室内空気が汚染される。
高気密高断熱を採用した住宅では、隙間面積を狭くし、無駄な空気の喪失を防いでいる。下の写真は気密測定しているところである。
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