建築用語集       

匠 総合事務所提供

晒し竹(さらしだけ)
白竹(しろたけ)


 晒し竹の作り方には、湿式と乾式がある。  

 湿式晒竹は真竹を水、苛性ソーダ、カルキの混合液の筒釜で煮沸する。竹から出るろう脂質とアカを布でふき取り、太陽光線に晒して乾燥後、曲がりを矯正したもので、白い竹である。このため白竹とも呼ばれている。通常、白竹と言った場合この湿式晒竹を指す。

 乾式晒竹は青い真竹を水洗いし、ガス等の火であぶり浮き出た油分をから拭きし、曲がりを矯正し天日干ししたもの。湿式の晒竹より少し茶色味がかっている。梅雨時に雨ざらしにしても、カビの心配が少なく竹垣に使われている。  

 京都の方から、下記のようなご指摘があった。 白竹と晒竹の説明が、私の住んでいる京都、京銘竹のいう白竹とは違っています。白竹こそ火焙りで油塗抜きをします。 滋賀県も同様で湯抜きで油をぬくことを晒竹と言います。

 ご指摘を感謝です。

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