建築用語集       

匠 総合事務所提供

鞘組(屋根)
(さやぐみ:やね)


 屋根の上に、防火や断熱のために、重ねて葺く屋根のことを鞘組屋根という。

 下屋根と鞘組屋根のあいだを風が通るので、ちょうど日傘を差したようになり断熱効果が高い。

 とりわけ夏の直射日光を防ぐことが出来るので、冷房の負荷が減る。一 種のパッシブソーラーである。  

 下の写真は野地板のうえに亜鉛鉄板で葺き、その上に黒く塗 った母屋をながし、その上に化粧垂木現しとした鞘組屋根をのせた。

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