工事の進行の様子を、工程という。
工程表とは、工事の進行予定を書き記したもので、工事請負契約を取り交わすときに、施工者から一緒に提出される。このときに提出される工程表は、大工程とか全体工程と呼ばれ、各工事種目のみ書かれた大まかなものである。
住宅工事では、下図のような棒線式の工程表が使われることが多い。本来なら、週間工程表や月間工程表なども提出して欲しいところだが、住宅建築では提出されないことが多い。
キチンとした工程表を書くことは、施工者が段取りを取る上でも有効であるが、書いてしまうと工程表に拘束されるのを嫌って書かないことも多い。
正確な工程表は、現場代理人が各職方や下請けの都合を確認した上で、無理のない予定を立てる。そのため、工程表を作成するのは、それなりに手間暇がかかる。適切な工程表を書ける現場代人は優秀であることが多い。
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