建築用語集       

匠 総合事務所提供

西行
(さいぎょう)


 大工など職人たちの年季奉公が終わって、1人前の職人となった後、高度な仕事をする親方や現場をもとめて、なお腕を磨くために修業の旅を続けること。

 旅をするとも言ったが、年季奉公の習慣が廃れると同時に、西行もなくなっていった。

 通常、5年を年季奉公の期間とし、このあいだは給料はでずに、住む場所と食事のみ支給されて技術の習得にはげんだ。年季が明けると、1年間の礼奉公をへて、1人前の職人となり、正規の日当が支払われるようになった。

広告

広告