匠 総合事務所提供
木製の釘のことだが、卯木(うつぎ)の木を細く断ち割ったもので、米糠(ぬか)と一緒に弱火でじっくり炒ってつくる。
煎ることによって水分が抜けて木が引き締まり、米糠の油がしみ込んで釘が丈夫になる。
外形がV型をしているので、四つ目錐であけた穴と相似形で、打ち込むに従ってよく効く。母材の木材と同じように、伸縮するので釘が緩まない。また木釘を打った後でも、鉋(カンナ)などの刃物がつかえる。
桐タンスの板などの接合に使う。
参考:竹釘
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