打設し終わったコンクリートの表面がある程度硬化したら、コンクリート面には散水して湿潤に保つ。この作業を散水養生という。また、散水した水をためて、コンクリートの表面を水で覆ってしまうときには、冠水養生という。
コンクリートには充分な強度を発現させ、所要の性能を確保しなければならない。そのため、有害なひび割れを生じさせないよう養生をして、打ち込み後の一定期間を硬化に必要な湿度に保ち、有害な作用の影響を受けないようにする。
コンクリート表面を水で覆っても、コンクリートは水中でも硬化するので充分に散水すべきである。強度試験のためのテストピースは水中養生としている。表面だけが急激に乾燥すると、ひび割れの原因となるのでシートで日除け風除けをすると良い。
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