建築用語集       

匠 総合事務所提供

皮剥き
(かわむき)


 樹皮を剥がすこと。

 杉や桧の樹皮を、杉皮(すぎかわ)や桧皮(ひわだ)として使うために、人力で丁寧に皮を剥く。製材する直前に行い、杉と桧では皮の性質が異なり、桧の方が剥きやすく、杉の方が剥きにくい。しかし、通常は機械で剥いてしまう。

 昔は屋根材として使われる事が多かったが、最近ではや神社仏閣でわずかに使われるだけである。いまでは需要が減ったので、杉皮は山で切り倒した時に剥く。

 欅などの広葉樹は、樹皮の下に虫が住み着きやすいので、チョウナなどの木工具で削るように剥いていく。樹皮の使い道はない。

広告

広告