鉄筋コンクリート構造では、壁など垂直部分の型枠はベースコンクリートや、スラブのうえに立てるのが原則である。しかし、ベースコンクリートと同時に、立ち上がり部分のコンクリートを打設するためには、型枠を空中に浮かせて固定しなければならない。こうした下が付いていない状態の型枠を、浮き型枠と呼ぶ。
下の図の左側は、左側の型枠は浮き型枠ではないが、右側が浮き型枠になっている。右側のようなコンクリートを打設する場合には、両側が浮き型枠になる。基礎の立ち上がりように背(成)の低い部分に使われることが多い。
浮き型枠は固定するのが難しく、コンクリートの通りが悪くなりがちである。
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