匠 総合事務所提供
落葉する2メートル内外の広葉樹で、この樹皮に寄生するする虫をイボタムシとかイボタロウムシという。
イボタムシはイボタガ科のガ。翅(はね)を開くと8~12センチくらいになる。黒褐色で多数の波状紋がある。早春現れる。幼虫は蝋を分泌する。
建築でイボタといった場合は、イボタムシからとった蝋のことで、蝋を固めて直方体にしたもの。この蝋を敷居の溝に塗って滑り剤としたり、艶出しに利用した。ロウソクよりベタべつきが少ない。
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