建築用語集       

匠 総合事務所提供

細長比
(ほそながひ)


 柱などの圧縮材において、座屈長さを断面二次半径で割ったもの。有効細長比ともいう。  

 引張(強度)には強い部材であっても、圧縮力がかかると本来の強度よりずっと小さい力で撓んでしまって壊れる。こうした撓む現象を座屈とよび、細長いもののほうが座屈しやすい。 

 構造設計上の概念で、建築基準法施行令43条では細長比の基準を下記のように決めている。

 有効細長比≦150    

 その細長比を満たすために、通し柱は4寸(120ミリ)角以上でなければならない。

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