町場にある庶民の住まいのことで、民家は庶民の家という意味だが、主として農家を言うのに対して、町屋は商人の家を指す。
テラスハウスのように両隣の住戸が壁一枚で連続していながら、集合住宅とは違って一戸一戸が独立した住宅となっている。
町屋の景観は、平屋や2階建ての戸建て住宅が建ち並ぶ住宅地とも異なっており、商人の職業による地域の色彩を反映している。
武家屋敷に対して商人の住む家を町屋と呼び、道路にそって狭い間口で奥へと長い住宅が多い。京都や大阪、金沢などの民家が有名で、通り庭をもうけて採光や通風をはかっている。
下の写真は、岐阜県吉城郡古川町の歴史的景観地区である。
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