社寺建築などの構造を支える斗(組)で、斗(ます)と呼ばれる正方形の部材と肘木からなっている。
斗栱は柱の上部にのせ、桁をその上にのせる。また、小さな巻斗(まきと)、肘木、大斗、雲肘木などを組合わせて、軒反りをもった深い軒を支える。
肘木と巻斗は駄棒でつながっているが、他はのっているだけである。 斗(ます)が組み合わさった斗組(ますぐみ)は、隙間だらけに組み合わさっており、その隙間が揺れを吸収して外力に抵抗していた。
様式や年代によって斗栱の形はちがい、単純な斗組から三手先など複雑な形式になっていく。
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