太陽の熱を利用してお湯を沸かす装置で、屋根のうえに設置することが多い。
太陽熱温水器は高価な太陽光発電と違って、装置も安価で、充分に採算が取れる。とりわけ夏期には、追い焚きする必要のないくらいの温度のお湯が給湯できる。冬季はそのまま入浴するにはやや温度が低いが、ちょっと追い焚きをしてやれば充分に入浴できる温度になる。
集熱器とタンクが一体となった自然循環式のものが多いが、貯湯槽と集熱器を分離させたものもある。下の写真のような一体型は施工費込みでも、20万円以下で納まるので賢明な選択である。ただし、この場合は浴室や厨房など、お湯を使うところへの給湯ができるだけである。
貯湯槽と集熱器を分離させると、太陽熱温水器でつくられる温水を冷媒とを熱交換させるシステムを組むことが可能になり、補助熱源としてヒートポンプ式給湯器を併用して、給湯・暖房・冷房に用いることができるようになる。高価な設備になるが、太陽光発電よりも採算は良いだろう。
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