合端(合わせ) あいば(あわせ)

　２つの物を削ったり、摺り合わせたりして、馴染みよくするときの互いの面を合端という。

　たとえば、板の接ぎ付き、石と石を並べていくときの互いの面や、瓦を並べるときの互いの面のことで、互いの面を馴染み良くする作業を合端合わせという。

　木材の接ぎ付き面では、ドン付けや雇い実で納めることが多い。最近では材料寸法の精度があがっているので、合端合わせは楽になった。

　近目で見る場合は隙間なく合端を調整するが、遠目のときには必ずしもピチッとさせないほうが良い場合もある。