左官職人の使用する木製の鏝(こて)を、木鏝という。おおむね300ミリくらいの大きいものが多く、下の写真のような形が普通である。
木鏝で押さえたままの仕上げは、木鏝仕上げとなるが、あまり木鏝仕上げとは言わない。というのは、モルタルやコンクリートは何らかの処理をしないと平らにならず、通常は木鏝で均すので、自然に木鏝仕上げになっており、敢えて仕上げとは言わない。
木鏝で均した後は、金鏝仕上げのようにツルツルにはならず、ザラザラした表面になる。金鏝仕上げの下押さえなどでも使われる。
参考:刷毛引き
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