長手方向に直角、つまり繊維に直角に鉋をかけること。
通常、鉋は木目に平行に動かすが、材料面の狂いを直す場合などには、下の図のように鉋をかける。鉋の台を直すときには、台直し①鉋を横擦りに使う。
大きな部材の狂いを直す場合は、両方の木口に定規を打ち付けて、それが互いに平行になるように見通し、定規に従って墨をうつ。その墨を傍(側)にもまわし、墨に従って削り取って平面を作る。
大きな部材の狂いをとる場合に、横擦りが行われた。横擦りを能率よく進めるため、丸鉋(外丸)が使われることが多かった。電気鉋が普及すると、もっぱら電気鉋の出番だった。
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