建築用語集       

匠 総合事務所提供

横摺り
(よこずり)


 長手方向に直角、つまり繊維に直角にをかけること。  

 通常、鉋は木目に平行に動かすが、材料面の狂いを直す場合などには、下の図のように鉋をかける。鉋の台を直すときには、台直し①鉋を横擦りに使う。  

 大きな部材の狂いを直す場合は、両方の木口に直線の定規を打ち付けて、それが互いに平行になるように見通し、定規に従ってをうつ。その墨を傍(側)にもまわし、墨に従って削り取って平面を作る。  

 大きな部材の狂いをとる場合に、横擦りが行われた。横擦りを能率よく進めるため、丸鉋(外丸)が使われることが多かった。電気鉋が普及すると、もっぱら電気鉋の出番だった。

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