建築用語集       

匠 総合事務所提供

焼き杉
(やきすぎ)


 の表面を炎で焦がす仕上げ、もしくは焦がして仕上げた杉。  

 火で焦がした後ワイヤーブラシなどでこすり、浮造りのように木理を際だたせることが多い。そのあと、陶器など硬く滑らかなもので擦って艶をだす。  

 表面を炭化させることによって、虫などが付きにくくなり、耐久性が高くなり、その結果、防腐性能も上がる。根焼きも同じ目的で行われる。

 最近ではガス・バーナーなどで焦がすことが多いが、昔は杉板4枚を四角の筒状に組み合わせて、その中に火のついた(枕)屑を投げ入れて焦がした。

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