想定される火事で消失する木材の部分を燃え代といい、燃え代を想定して部材の断面寸法を考えることを燃え代設計という。
木材が火災にあっても、表面から燃え進むために、中心部は一定時間にわたり強度を保っている。そのため、燃え代を想定しておけば、火事がおきても直ちに建物が倒壊することはない。
燃え代を想定して、通常の構造設計より大きな断面の構造材を使用すれば、準耐火建築物の構造として認められることになった。
柱及び梁について、燃え代の厚さは下記の通り。
30分 | 45分 | 60分 | |
集成材 | 25ミリ | 35ミリ | 45ミリ |
無垢材 | 30ミリ | 45ミリ | 60ミリ |
下の図のグレーの部分が梁の燃え代
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