建築用語集       

匠 総合事務所提供

布海苔
(ふのり)


 海藻の一種で、左官屋が漆喰を塗るのに、壁に漆喰がよく付くように布海苔を溶かし込んで使った。  

布海苔は乾燥させて市中に出回っており、現場で煮て溶かして漆喰を混ぜ込んで使った。ただし、布海苔自体の接着力はそれほど強くはなく、作業性の向上が主目的だったようである。  

 現在では粉末の布海苔がつかわれている。布海苔ではなく、角叉(つのまた)を使うこともあった。

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写真は祐松堂のサイトから借用

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