スマート・グリッド – 建築用語集

　電力の使用状況をコンピューターによって把握し、電気の必要な地域に自動的に送電するシステム。

　スマート・グリッドは発電所と電気の消費地のあいだで、電気が無駄になることを防ぐために開発された手法である。送電システムをコンピューター管理によって自立化し、省エネとコスト削減及び信頼性と透明性の向上を目指した。　

　スマート・グリッドをつかった街作りをスマート・シティと呼ばれ、太陽光発電や家庭内へデジタル回線を引き込むことをめざす家電メーカーなどを巻き込んで、世界中で開発が進んでいる。

　送電のインフラ開発に巨額の資金がかかるので、企業にとっては大きな利益が見込める分野である。