建築用語集       

匠 総合事務所提供

錆止め(塗装)
(さびどめ:とそう)


 金属、主として鉄部への仕上げの塗装にさきだって、錆びの発生を押さえるために塗る塗装のこと。

 錆は、鉄が水および酸素と触れることによって発生する。錆の発生を防ぐためには、鉄の表面を水や空気と触れないようにすればいい。

 錆止め塗料には、油性系、アルキド樹脂系、フェノール系、エポキシ系、ウレタン系などがあり、エポキシ系錆止め塗料が住宅の塗替では多く使用されている。

 錆止め塗料を鉄面に付着させなければ効果がないので、下地の処理が大切で、再塗装の場合には充分にケレンをすることが特に必要である。 

 かつては鉛丹が使われたが、乾燥が遅いので、最近では使われない。

広告

広告