建築用語集       

匠 総合事務所提供

減歩
(げんぶ)


 区画整理によって狭かった道路は広くなることが多いが、 広くなった道路部分は、旧来の土地所有者の敷地を換地などにより集めたものである。

 道路や公園など公共用地がふえるため、また、事業費を生み出すための保留地をつくるため、旧来の土地所有者の敷地面積は減ることになる。この時に敷地の面積が減ることを、俗に減歩という。

 敷地面積が減っても、区画整理によって土地の価値が上がるだろうからという理由で、減歩に対して金銭補償はない。滅多にないが、面積が増えることは増歩(ぞうぶ)という。

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