建築用語集       

匠 総合事務所提供

櫛引(仕上げ)(くしびき:しあげ)
櫛目引き(くしめびき)


 左官仕事で、漆喰などをで下塗り・上塗りとした後で、完全に乾く前に歯型のついた櫛目鏝で筋目を入れた仕上げのこと。櫛目仕上げともいう。

 モルタル塗りでは、下塗りと上塗りの付着をよくするために用いることもある。

 櫛目鏝には幅の狭い物から広いものまであり、珪藻土のように荒い目のものでは櫛目が幅広、細かい素材の時には幅の狭いものが用いられることが多い。

 刷毛引きよりも粗い感じの仕上げである。一度平らにしたあとで、再度櫛形を引くので、ちょっと手間がかかる。

 コンクリートで仕上げた傾斜路などにも、滑り止めとして施工されることがある。

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