建築用語集       

匠 総合事務所提供

裏金
(うらがね)


 鉋(カンナ)の刃の内側に仕込まれる金物で、逆目を押さえる役割がある。裏座ともいう。

 鉋刃の刃線と先が同じ形で、鉋刃よりほんの少し手前に仕込む。裏金というが、必ずしも金属である必要はない。削られた鉋屑の方向が鉋刃に沿って上に登らずに、折れ曲がって向こう側に向かうように変えられれば堅木でも良い。

 裏金を刃先に近づすぎると、鉋屑が出にくくなり、離すと逆目が止まらなくなる。その調節が微妙である。鉋の刃と裏金の刃線の形を揃えること。

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右が裏金

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