建築用語集       

匠 総合事務所提供

水抜き(穴)
(みずぬき:あな)


 水を外部に排出すること、水抜き穴とは水を抜くための穴。水抜きとは水を外部に排出することで、水抜き穴をもうけて処理することが多い。  

① 擁壁の裏に水がたまると、擁壁への圧力が増してしまうので、おおよそ3㎡毎に1ヶの水抜き穴を設ける。擁壁の背面には透水層(=排水)を設けなければならない。

 下の写真は、擁壁に設けられた水抜き穴で、水が流れた跡が良好な排水を示している。

② ベタ基礎には雨水がたまってしまうので、立ち上がり最下部かスラブに水抜き穴をもうける。

 エアコンの室内機からは水が出るので、ドレイン(ドレン)②パイプを設置するが、ドレインパイプが外部にでる穴を設けなければならない。

 予測できる水には対処可能だが、ときに予期せぬ水の処理が必要になる。たとえば、結露水の対策はやっかいで、ガラス面や地下室の壁など、予想しないところに水抜き穴が必要になることがある。

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