着工前に行われる床鎮め(とこしずめ)の儀式。地祭りとも鍬入れ式ともいう。
神式の場合には、神主さんによって行われる。仏式の場合には僧侶によって行われる。竹、縄、砂は、施工者もしくは請負者が用意する。
建築主が用意するものは、四方堅めに使われる日本酒(1升瓶1本)、洗米(直径20センチ程度の皿に軽く盛ったもの)、塩(直径20センチ程度の皿に軽く盛ったもの)の3点。
正式に行うときは、神前への盛物として、海の幸として魚(尾頭付き)と、山の幸として野菜を用意する。
地鎮祭は地の神に、工事の安全や繁栄を祈願するものであるから、参会者には祝儀はでない。
設計者など地鎮祭を行う側として参加する者は、<奉献>と記した日本酒2本を、地の神に献上する。<祝地鎮祭>や<祝上棟>は来賓が書く言葉である。
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