建築用語集       

匠 総合事務所提供

陸梁
(ろくばり)


 洋小屋において、一番下に水平におかれる部材のこと。  

 陸梁は小屋束などを介して屋根全体の荷重を支える。陸梁には引張(強度)がかかる。  

 和小屋の梁は1本物をつかうために、継ぎ手の下には柱などの支えが必要だが、陸梁は継ぎ手の下に柱を立てる必要がない。そのために、柱なしの大きな空間が可能である。  

 陸梁をつかった洋小屋であっても、小屋部分は見えなくなるために和風に仕上げることが出来る。平屋や最上階に大広間などが欲しいときには、洋小屋が使われた。

参考:合掌(造り)②

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